喉のお話、声のお話 〜前半〜


最近、ライブをご覧いただいた方から「歌い方変わった?」「声の調子が良さそうだね」という声をいただくことがちょいちょい増えてきました。

そうなんです!
変わったんです!(^ ^)
というか、今も少しずつ変化を続けているというのが正しいかな。

以前にも同じような書き出しで始まった投稿がありますが、実はその後も紆余曲折がありました。

>>声はどこまで高くなるのか?〜その1〜

“その4”まであるので、お時間ある方はどうぞww
とりあえず、ざっくりとこれまでの流れを^^;

覚えている方もいらっしゃると思いますが、2014年の春、不摂生と力任せに張り上げる無理な歌い方がたたって、一時期ほとんど声が出ない状況になったことから喉の不調との戦いが始まりました。
その後の病院での診断は「慢性上咽頭炎」。
半年くらい治療を続けながら、喉に負担をかけない発声法を探り、本やネットの情報を参考にアプリなどを駆使して独自にボイトレを続けた結果、喉を痛める前より良い喉&発声の状態まで持っていくことができました。
長年吸っていたタバコも2年前に止めました(やっと^^;)。
これで、あとはどんどん良くなる一方だ!

と思っていたのが以前のブログの段階。
しかし昨年の春くらいから、上咽頭炎の治療中にも起こっていた自分ではコントロール不能の「声の震え」がどうにもならないくらいの状況にまでなってしまいました。
そのとき頭をよぎったのが「フォーカルジストニア」。

>>参照:局所性ジストニア – Wikipedia

体の一部において本人の意図せぬ筋肉収縮を引き起こす神経疾患。
著名な演奏家やボーカリストにも発症した方が多くいらっしゃいます。
精神的なストレスが主な要因と言われることも多い疾患なので、もしそうだったとしたら、原因は特定できるのだろうか?治療にどれくらいの期間・費用がかかるのだろう?治療せずそのままにしていたらどうなるのだろう?歌い手としての活動を続けていくことはできるのだろうか?
いろいろな不安が頭の中を駆け巡り、その不安自体が大きなストレスに。
ライブ自体でも納得のいかないクオリティが続くことでさらにストレスが重なり、状態はどんどん悪い方へ。
しんどかったです、マジで。

そう言いながらもなんか怖くて病院にもなかなか行かずに誤魔化し誤魔化しライブを続けていましたが、「このままではいかん!」と思ってジストニアの治療などでも定評がある都内の某ボイスクリニックへ。
ドキドキの診断の結果は
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「老化ですね」
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ガーン!
そんな・・・マジっすか・・・_| ̄|○

先生曰く、ロック系のボーカリストに多く見られるようですが、高音を歌う際にチェストボイス(地声)を持ち上げて力強く歌うタイプの人が長年その歌い方を続けていると、40代くらいからそれを支えていた筋肉の力が弱くなったり硬直してしまうことにより意図せぬ声の震えという症状が出ることがあるんだそうな。

これを回避するには、喉周りの筋肉を必要以上に緊張させないような発声法を練習すべし、とのこと。
声帯も綺麗で問題無いし、ジストニアでもないということで安心しました。

確かに僕の歌い方はずっとそんな感じでした。
上咽頭炎発症以降、独自に発声法を変えるべくトレーニングしてきたつもりでしたが、昔からの歌い方は根本的には変わっていなかったということです。

でも実は、この診断のちょっと前から、本格的にボイストレーニングに通い始めていたんです。
先生もそれを続けていくことを勧めてくれました。

もうひとつ。
喉周りの筋肉を外側からほぐす「喉頭マッサージ」の方法を指導していただいて、それ以降お風呂に浸かっている間に必ずやっています(^ ^)

大きな不安から解放されて、とにかく気持ちが楽になりました♪
あとは、その症状が出ないような新たな発声法を身につけるのみ!

ということで、だいぶ長くなったので、この続きはまた改めて(^_−)−☆

▶︎喉のお話、声のお話 〜後半〜

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https://www.youtube.com/watch?v=z89LBJmV1vI
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2018-10-24 | Posted in Blog, 音楽ネタNo Comments » 

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