琉球古典芸能コンクール・安冨祖流三線・最高部門合格しました♪
昨日行われました琉球新報社主催 第58回琉球古典芸能コンクール 安冨祖流三線 最高部門に挑戦し、無事合格することができました!
課題曲は本調子が「十七八節」二揚げが「仲風節」。
自分なりにしっかり稽古・準備できたつもりだったけど、本番での集中力の欠如、心の油断が大きな敵でした。
普段やらかさないようなミスで危うく演奏が止まってしまいそうに。
どうにか力技でw軌道修正して最後まで歌い切ったけど、ホントにヒヤヒヤもん。
生意気言いますが、合格するだけでなくノーミス&出来るだけ高いクオリティで演奏するというのが今回の僕の目標だったので、つまらない凡ミスをおかしてしまったのは本当に悔しくて仕方がない。
審査結果が貼り出された後に、安冨祖流絃聲会の照喜名進会長からもちょっと怒られました(^_^;)
今年3月の教師試験の時にも同じ仲風節の別の箇所でミスをやらかして叱咤された過去があるので・・・。
ともあれ、合格できたということは素直にとても嬉しいですし、本当にホッとしています。
教師試験に続き、今年の僕にとっての二大重要ミッションを2つクリアできました!
ご指導くださった師匠に心から感謝いたします。
共にコンクールに向けて稽古に励んできた東京教室の仲間、那覇の道場で合流した那覇&ハワイメンバー、そして当日着付けや送迎をはじめとしていろいろサポートしてくださった那覇教室のみなさん、本当にありがとうございました!
今回何より嬉しかったのは、一緒に最高部門に挑戦した那覇・東京・ハワイの朝一会メンバー8人全員が合格を勝ち取ったこと!
みなさん、おめでとう!ありがとう!
思い起こせば6年前、新人部門に挑戦したときは僕を道場まで車で送ってくれるくらいだった父(同じ琉球古典音楽安冨祖流絃聲会の教師)が、僕の合格を喜んでくれた後わずか1ヶ月も経たずに他界。
後で母から聞いた話だと、僕が危篤の知らせを受けて病床に駆け付ける前日に病室でせん妄の症状が出ていて「今から聡士の最高賞のコンクールだから車で送っていかないと!」って言って起き上がろうとしていたらしい。
残念ながら存命中に最高部門合格を見せてあげることはできなかったけど、仏壇にちゃんと良い報告ができて良かった。
昨日はきっと一緒に会場にいてくれたんじゃないかな♪
一昨年亡くなられた大師匠・照喜名朝一先生もきっと会場で見守ってくれていてみんなを合格させてくれたんじゃないかな♪
そんな気がするよ。
さてこれで古典歌三線のコンクールに関しては全て終了。
試験的なものは数年後の師範試験を残すのみ。
しかしこれから一生続く芸の道。
そう考えるとまだ始まったばかり。
これからはコンクールという設定された目標ではなく自分自身で目標を設定しながら研鑽を重ねていかなきゃです。
今回の悔しさも嬉しさも糧にして楽しみながら苦しみながら精進していきます。
とは言え、僕の本来の軸はシンガーソングライターとして、作詞作曲編曲家としての創作活動&演奏活動♪
ここしばらく古典寄りになっていた軸を少し本来の位置に戻しつつ、指導者としての動きも加えて、その先に見据えている野望に向かって一歩一歩進んでいきたいと思います。
みなさま、今後ともよろしくお願いいたします。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。